これから暑くなる季節、玄関の施錠は、ドアチェーンだけにするという方もいると思いますが、ドアチェーンは、防犯上はまったく信頼できないということを知っておいてください。

なぜなら、ドアチェーンはボルトクリッパという工具で針金のように簡単に切断できるからです。
ボルトクリッパとは、線材、棒鋼などを切断する工具です。
HITボルトクリッパ 600mm BC 600
てこの作用を2段に応用することで、ハンドル末端に加えた力が、刃先では、30~50倍の力となり、線材等を簡単に切断できます。

国内規格の中で最も強力な材質のチェーン(線材の直径10ミリ)でも・・・・
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あっさり、切断されてしまいます。
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注:
動画「バイクチェーン切断テスト」より
https://youtu.be/q3_esEZmflM
バイクの防犯チェーンを発売している会社のテスト記録動画からキャプチャしたものです。
直径約8ミリと直径約10ミリのチェーンを切断したあと、自社製品のバイクチェーンは切断できないことをテストしています。

ボルトクリッパーは、数千円からホームセンターで市販されています。
ドアチェーン程度なら小型ものでも切断できるはずです。
このような強力な工具があり、犯罪目的で使われる可能性もあることを知っておくとよいと思います。

なお、自分で持っていれば、南京錠が開かなくなったときの破断に使えます。
また、家族がひとりで家の中で倒れたときや、震災時の救助のときに活用できるでしょう。鏨(たがね)とハンマーとこのボルトクリッパーがあれば、ひとりでもマンションの鉄筋コンクリートの床や壁を破れると思います。


[補足]
映画「君の名は。」で、 糸守変電所の入り口のチェーンを切断する際に使われていますね。