旦那と死別した未亡人のために ~生活情報編

旦那を亡くして生きることが困難になった未亡人を支援する情報を紹介するブログです。

ここは、ホームページ「死別の悲しみの癒しの広場」のサブコンテンツの一つです。 このページは旦那を亡くした女性が、実生活で生きていく困難に立ち向かうための情報に特化しています。 法律・制度、経済・金銭、育児・教育面など、リアルに役立つ情報を提供していきます。

人間関係に関する情報

死別を体験してわかる偽の友人「フレネミー」 ~人の不幸は蜜の味と感じる人たち

「人の不幸は蜜の味」という言葉があります。

個人的な感覚でいう数字なのですが、他人の不幸を喜ぶ人は、だいたい世の中の30%ぐらいはいると考えています。ただ、大概の大人は、自分自身にそんな感情を認めることを許しませんから、人の不幸に接したときに、いつもより気分が高揚して饒舌(じょうぜつ)になって誰かを断罪したり、不幸の渦中にいる人の話題の情報を興味津々で漁ったり(あさったり)する程度です。

注意しなければいけないのは、世の中の3%ぐらい存在する、積極的に人を傷つけようとしてくる人たちの存在です。だいたい、30人に1人くらい、どこのクラスや職場でも身の回りには一人はいると私は体験的に考えています。
ネット上で、人の不幸に集まってきて「メシウマ」発言をしている人たちですね(「メシウマ」とは、他人の不幸や失敗で飯が旨い、という意味です)。子どもが事故で亡くなったというニュースの掲示板で、正論をかざして親を責める書き込みをするような人たちです。

彼らは普通に私たちの周りにいますし、女性の場合、むしろクラスや職場の人間関係の中心にいることが多くあります。彼女たちは、基本的に人の心を見透かすことが得意な人たちなので、場を盛り上げたり人を笑わすのも得意。人心掌握が巧みなため、自らの派閥を作り、クラスでいえば男子たちとも太いパイプを持ち、職場で言えばおエライさんたちに気に入られていたりします。
人怖じしない積極さで派閥を広げ、鋭い人間評価などを上層部に披露することで上層部に取り入るなど、組織内で大きな影響力を持っていることが多くあります。

職場で齢を重ねるとお局(おつぼね)になるタイプです。同性に対する支配力の強さが特徴です。
大体、自信家で仕事も要領よくできるのですが、基本、意地悪でわがままです。

frenemy

彼女たちは人の噂話や悪口やスキャンダル話が大好きです。
身近な例でいうと、同席しているときに、トイレに立ったら即、悪口を言いそうな人たちですね。
これらの毒を含んだ話は、場を盛り上げることができるので、「人の中心にいて、いつも笑っている、明るい性格」と評価されていることも多々あります。


しかし、彼女たちは人のダークサイドにばかり注目します。
女性週刊誌を愛読し、スキャンダル、破局話、離婚話、不倫話が大好きです。

彼女たちは、気づかれないように人を傷つけて、楽しむことが得意です。
その場にいない人の悪口で、嗤い(わらい)を取ることは彼女たちの日常です。

     ※    ※    ※

さて、長くなりましたがここから本題です。

「フレネミー」とは「友人のフリをした敵」のことです。フレンド(友人)とエネミー(敵)を足した言葉です。
あなたが、友人と思って付き合っている人の中に、他人を傷つけて内心喜ぶ人たちがいないかどうか注意しないといけません。

彼女たちは、人の不幸が大好きですから、あなたが死別を体験し、ひどく傷ついていることに対し、最大限の興味と関心をもってあなたの一挙手一投足に注目しています。

あなたの不幸が深ければ深いほど、このような人物を強く引き寄せてしまうのです。

何日間会社を休んだ、今日は顔色が悪い、昨晩は泣き続けたのか瞼が腫れている・・・。
あ、あるまじきことに笑ったよ、あいつ、なんて考えています。

人の不幸は蜜の味、という言葉のとおり、彼女たちは、あなたの苦しみを幸せを感じ、愉快に思っているのです。繰り返しますが、そういう人たちは、30人に1人くらいいます。

彼女たちは、今日はそんなに落ち込んでいないと感じると、面白くないなと感じ、傷に塩を塗ってこようとすることがあります。

まず、死別したことを思い出させる行為に出ます。あくまで心配している体(てい)で。
 「もうそろそろ1か月ね。どう、立ち直ってきた?」
 「こんな雨の日だったわね、あの人が事故に遭ったのは・・・」

 「生きていたら、来週、30歳ね」


思いやっているふうに見せながら、あなたが思わず罪悪感を感じてしまうような発言もします。
 「よかった。笑顔が増えてきたわね」
 「よかった。もうすっかり元気そうね」


そんなに簡単に次にいけないこと知ったうえで、神経を逆撫でする発言もしてくることでしょう。
 「早く忘れなさいよ」
 「若いのだから、次の男を早く見つけなさいよ」


悩みを聞くふりをして、落ち込み具合を把握し、弱みを握るというのは彼女たちの常とう手段ですから、根掘り葉掘り、どれだけ傷ついて、悲しんでいるか訊き出すこともあります。
 「昨晩も泣いたの?瞼が腫れているよ」(泣き続けていること確認できると嬉しい)
 「夜、寂しくない?」(抱いてくれる人がいない現実を突きつけ、淋しそうな顔が見れると嬉しい)
 「休みの日は、何をしているの?外に行っている?」(暗く家に閉じ籠っていると嬉しい)

本当に性格が悪い人の場合、あなたを鬱(うつ)状態に陥れたり、メンタルを病むように仕向けてきます。あなたが不安を感じたり、葛藤(かっとう)したり悩んだりするような言葉をわざと投げかけてくるのです。
 「まだ、立ち直れないの?前を向きなよ」(後ろ向きであると非難している)
 「まだ泣いているなんて、おかしいよ。彼も悲しむよ」
(現状を否定して混乱させる)
 「思い出の品は、すぐにでも捨てるべきよ。」
(心の拠り所を破棄させようとする)
 「旦那が死んだのに、もうこんなに笑えるんだ。よかった」
(薄情な人間なのかと苦しませる)
 「これから経済的なことが心配ね」
(問題を思い出させ、不安を煽る)

もし、あなたが新しい異性とつきあい始めようとしたら、それを敢然(かんぜん)と引き留める行為に出るでしょう。あなたに不幸のままでいてほしいのです。決して恋バナなんてしてはいけません。
 「もう彼のことを忘れたの?そんなに薄情な人だったの!?」(新しい男を絶対に作らせまいとする)

これらはすべて、一見思いやりから発言しているような体(てい)を装っています。

彼女たちにとって、傷口を見つけたら、友人のようなふりをしながら落ち込ませることは簡単にできることなのです。そうやってずっと生きてきたのですから。
思いやる言葉の中に、グサッと刺さる棘のある言葉をさりげなく一つ混ぜて話すというのもよく使われる手です。
深い傷を負っている人をさらに傷つけることに生きがいを感じる人も世の中にはいるのです。

        ※       ※        ※

ここで注意しなければいけないことは、上記の言葉自体が悪いわけではないということです。発言する人の心の底に、善意があるか、悪意があるかかが問題なのです。

本当に心から心配している人でも、無邪気や無神経さから傷つける言葉を掛けてくることは珍しくはありません。死別の悲しみがどれほどつらく、苦しく、悲しいのか、若い人の場合、理解できない方が普通ですから、却って傷つけてしまう励ましの言葉をかけてしまうことはよくあることです。

傷つく言葉を言われたからといって、その人に悪意があるかどうかは総合的に判断しないといけません。
        ※       ※        ※

次の項目に多く当てはまるような人だと、その人がフレネミーである可能性が高いでしょう。

 □普段から人の噂話や陰口が多い
 □上司(先生)や会社(学校)や家族(旦那)への批判・文句が多い
 □女性週刊誌などのゴシップが大好きで、不倫、破局、離婚などの話題が多い
 □他人の年収や学歴などを比較をすることが多い
 □会話に「無視」「仲間はずれ」「イジメ」「意地悪」「嫌がらせ」という単語が多い
 □あの人とは近づかない方がよい、というような発言をし、他人の人間関係を切りに掛かってくる
 □その人のことを嫌っている人がそれなりにいる
 □イベントに誘うのはいつもその人からで、自分から誘ってもあまり応じてくれない
 □落ち込んでいると、嬉しそうな顔をして話しかけてくる
 □人の悩みやプライベートなことを根掘り葉掘り聞いてくる
 □傷つく言葉を言うことがある
 □成功談や幸せそうな出来事を報告すると、叱りつけてくるなど落ち込ませる言動を取る 
 □教えていない自分のプライベートな情報を他者を介して知っていることがある
 □その人と会ったあとに落ち込むことが多い


本当の友人は、あなたのことを心配し、傷が癒えるまでそっと温かく寄り添ってくれるものです。
苦境に陥ったときに心配し寄り添ってくれるのが、真の友人です。

女性の場合、つらい死別を体験したあとに、何人かの友人と縁を切ったという話を聞くことがよくあります。何度も心の傷に塩を塗りこんでくると感じたら、その人とはいったん距離を置いて、しっかりとその人の人間性を観察するようにした方がよいでしょう。

子どもに手を上げてしまいそうなときには ~虐待をしないための親の相談窓口

日本では、「1週間に1人」のペースで、子どもが虐待死で命を落としています(心中以外)。

「オレンジリボン運動」は、子ども虐待をなくすことを目指した市民運動です。さまざまな活動をしており、子育てに悩んでいる人のための相談窓口も次のページにまとめられています。
orangeribbon
オレンジリボン運動 相談窓口

http://www.orangeribbon.jp/counter/


子ども、特に生後間もない赤ちゃんの世話は、24時間、母親ひとりに負担が掛かることが多く、肉体的に精神的にもとてもつらい行為です。生後、一年間きちんと眠れなかったという母親もいます。そんな生活をしていたら、ストレスが溜まって当然です。

子どもは何をしでかすかわかりません。いつ体調を崩すかわかりません。イヤイヤと泣いたり喚いたり、ワガママ放題でこちらの思うように動いてくれません。
泣きたいのはこちらだと思うこともあるでしょう。

子育ては、つらいものです。過酷なものです。

世間的には母親が育児をこなして当たり前という風潮がまだあって、育児のつらさを理解してもらえないことも多々あります。育児の重責とストレスを誰からも理解されないまま、ひとりで苦しみ、悩んでいる母親は本当に多いと思います。

世間の理想的な母親像にしばられて自分はダメな母親と思う必要はありません。

つらいときには相談しましょう。思わず子どもを叩いてしまいそうになったとき、誰かに自分の気持ちを話すことで、気持ちがラクになることもあると思います。

自分を支えてくれる社会の仕組みを利用して、つらい時期を乗り越えていきましょう。 

シングルマザーのためのNPO法人 ~リトルワンズ

シングルマザーのために活動するNPO法人の一つ、「リトルワンズ」の紹介です。

「リトルワンズ」
http://www.npolittleones.com/

地域社会の子育て、企業連携、多世代交流を通じた、ひとり親の生活アップサポートと、日本の子どもの貧困問題の啓発と解決を行うことを目的としたNPOです。

シングルママの自立をサポートし、イベントやセミナーお茶会で社会的・情報的な孤立を防ぐ活動をしています。
waiwai
リトルワンズはひとり親家庭の物件探しから入居まで支援する活動をしています。
2011年の国土交通省の空き家対策のモデル事業として東京都豊島区の空き家に、年収に応じて減額した家賃で母子家庭が暮らせる仕組みを構築し、ほかの地域でも、自治体と協力して、さまざまな工夫をしながら、支援モデルを構築していっています。

シングルマザーと子どもたちが健やかに生きられる社会を目指して活動している団体です。

望まない妊娠をしてしまった場合の相談窓口 ~信頼できる第三者に相談しましょう

旦那と死別したあと、極限の寂しさの中、親身になって慰めてくれる異性が現れたときに、ふと心を許してしまうことは、よくある話です。うらぶれた思いを抱えながら独りで生きている中、新しい恋が一筋の光のように思えてしまうのです。

それが、新しい幸せにつながれば何の問題もないのですが、妊娠がわかったあとに、相手が最初から再婚を考えていないことがわかったり、相手の男性が思っていた性格と違っていたりすることがあります。

安定した結婚生活を長く続けた女性の場合、避妊の概念が希薄なことも悲劇を招きがちです。

pregnant

こうして、望まない妊娠をしてしまうことがあります。
女性は失意の中、自分の人生と、赤ちゃんの人生に関して重大な選択を下さないといけなくなります。

まず、信頼できる第三者に相談しましょう。さまざまな相談窓口があります。
専門家ならこれまでの事例から、役に立つ情報を与えてくれるはずです。


月のこどもたち
~望まない妊娠、或いは予定外の妊娠や、妊娠後に事情が変わって、どうしたらいいのかわからず、誰に相談することもできずに、たった独りで悩んでいる女性に、できる限りの情報を提供するために開設されたサイト。
http://children.nemachinotsuki.com

全国の妊娠SOS相談窓口
~日本財団ハッピーゆりかごプロジェクトのサイトの一ページです。ハッピーゆりかごプロジェクトは、なんらかの事情で産みの親が育てることのできない子どもたちが、特別養子縁組によりあたたかく愛情のある家庭で育つことのできる社会を目指しています。
http://happy-yurikago.net/sosmadoguchi/

どうか、相手の男性の意見だけに左右されてしまい、のちのちまで後悔することのないようにしてくださいね。

子どもとの関係で傷ついたときに聴く曲 ~KOKIAの「single mother」

今回は生活情報ではなく、KOKIAの「single mother」という作品のご紹介です。

シングルマザーは、普段、あらゆるものを犠牲にしてでも、普通の生活を守るために一人で頑張っていると思います。
子どもを守るためなら、どんなつらい出来事でも我慢して、耐える覚悟はできているに違いありません。



でも、ときに、子どもの言葉で傷ついてしまうこともあると思います。身内に理解されない深い悲しみに涙することもあるかも知れません。
子どもが反抗期になれば、悩みも増えることでしょう。

この曲は、シングルマザーの親を持った子どもの立場から唄われた曲です。

子どもに与えた愛は、必ず大きな実りとして、結実すると思います。
子どもとの関係で、つらいときには、この曲を聴いて、未来を信じて乗り越えていってほしいと思います。



ママ友も見つけられる ~無料で使える地域掲示板「ジモティー」の紹介

ジモティー「ジモティー」とは、地域別にさまざまな募集が掲載されている掲示板サイトです。

トップページには、無料で譲りますという物の写真がたくさん並んでいます。
確かに、自分の生活の中でも、引越しで不用品が発生したり、新品を買って不要品ができて、捨てるにはもったいないから、誰かに譲りたいということはありますものね。無料の品物が並んでいても不思議ではありません。

投稿は無料(目立たせるオプションのみ有料)で、手数料なども掛かりません
個人でもメールアドレスで簡単に会員登録できます(取引相手には開示されない)。品物の価格は自分で自由に決められ、話がまとまったら、相手と直接会って受け渡しするのが基本スタイルです。フリーマーケットの電子版みたいな感じですね。

PC向けサイト

http://jmty.jp/

iPhone向けアプリのダウンロード
https://itunes.apple.com/jp/app/yuanno-jie-shi-ban-jimoti/id581838289?mt=8

Android向けアプリのダウンロード
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.jmty.app2

「売ります・あげます」のほか、次のような多種多様な掲示板もあります。

「中古車」、「里親募集」、「メンバー募集」、「譲って・助けて」、「アルバイト」、「正社員」、「教室・スクール」、「不動産」、「イベント」、「地元のお店」

中には、「ママ友」募集掲示板もあります。地域でママ友を見つけられますね。(*゚▽゚*)(*´∇`*)
member
シェアハウスの相手を募集している掲示板もありますよ。広い家に独りになってしまい、寂しいという場合は、部屋を貸せば、経済的にもラクになるかも知れません。

sharehouse
すでにある掲示を眺めるだけでもいろいろな発見があって楽しいのですが、さらに、自分が求めているもの・ひとを募集するための掲示をすれば、さらに生活の可能性が広がると思います。

中原 憬
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